

暑中お見舞申し上げます
「仏餉米のこと」

※HP更新 2025.7.9(07:00)
「令和の米騒動」に端を発し、テレビや新聞ではつい最近まで「古米」や「古古米」、はては「古古古米」等の備蓄米の名前を変えた言葉がニュースで話題となりました。
なかなか流通しない貴重なお米。日本人の主食であり、パワーの源であるお米のありがたさを身に染みるこの頃です。
お寺の行事では、「仏供米(ぶつくまい)」の張り紙をして檀家さんから供えて頂いたお米をまずは本尊様に召し上がっていただき、我々お寺のものはそのお下がりをありがたく頂戴しています。
お寺によく来られる方は、お勤めの回向の中で「仏餉米」(ぶっしょうまい)の言葉を耳にされると思います。文字通り、仏さまに向けてお供える貴重なお米の別名です。
お盆の際にご先祖様に捧げるお仏飯。ご家族の元気な姿を見て、ご先祖さまも喜んで美味しく召し上がっていただくことと思います。 合掌
住職 滝川浩順(三十九世/博譽)



本尊前 紙で作った蓮の花で荘厳しています

夏の施餓鬼法要より
浄土宗開宗850年
書写頂いた結縁名号を
宗務庁へお届けしました
法然上人のお姿をシルエットにしたロゴマークと記念テーマより。
昨年の令和6年(2024)には法然上人が浄土宗を開かれて、開宗850年の記念の年を迎えました。
その「850年慶讃事業」の一環として、檀信徒始め有縁の皆さんに「令和版・結縁交名」(けちえんきょうみょう)の名号書写をお願いしていましたが、年明け以降にに滋賀教区教務所を通じて浄土宗へ届けてもらいました。
延べ160枚のお名号を皆さんに書いて頂きました。まだ余分があります。ご希望の方はお寺まで。

参拝希望の方は事前にお知らせ下さい
福領寺は「マザーレイク」こと母なる湖、琵琶湖の湖西、滋賀県大津市はおごと温泉近くにある浄土宗のお寺です。お寺の由緒などは「由緒と沿革」に記していますので、そちらをご覧ください。正しくは「東海山深廣院福領寺」と言い慶長8年(1603)、現在地に浄土宗寺院として再建されました。本尊阿弥陀如来は平安期に森畠に創建された天台宗の寺院から継承され、慈覚大師円仁作と伝わる上品上生の禅定印を結んだ優美な仏像として昭和25年までは国宝、それ以降は国の重要文化財に指定され、今に至ります。
明治までは浄土宗総本山知恩院所属の湖西地域の「準別格」の寺格を有し、雄琴町内のお念仏の菩提寺として、コンパクトではありますが、琵琶湖を眼下にのぞみ、整備の行き届いた風情のあるお寺です。
当山では近年、法然上人800年大遠忌、浄土宗開宗850年を見据えて五重相伝などの伝統儀式はじめ本堂内周辺、墓地整備などが進められ、管理墓地の分譲や永代供養墓(合祀供養塔)、本堂裏堂に納骨堂を完備、有縁のお位牌や納骨、分骨もお預かりしております。「分譲墓地」や「永代供養墓地」に関するご相談もお受けいたします。お気軽にご連絡くださいませ。
檀信徒の方以外でも、仏様に敬いの心をお持ち頂ける方なら、どなたでも法要に参列して頂けます。あらかじめ電話かmailなどで御連絡頂ければ、法事や御命日などの回向、仏壇の開眼等も勤めさせて頂きます。滋賀、京都を中心に、お宅にお伺いする事も出来ますのでお寺とのお付き合いが無く、お困りの方は御連絡下さい。合掌
※儀式は全て当山の宗旨である浄土宗の法儀に則り、執り行います。
朝のお勤めと夕方のお勤めより
朝は通常の音読で、夕方は和文の読み下しで本尊前にてお経をお唱えしています(動画はその一部です)